千葉県公立高校の二次募集について、昨年度も投稿したのですが、2024年度についても考察していきたいと思います。2024年度の千葉県公立高校の最終倍率については、以下のようになりました。定員割れの高校は、倍率の部分が薄い緑色になっています。
普通科系の高校かつ偏差値50以上の定員割れの高校は、以下になります。昨年度と比較すると校数が減っています。偏差値分散が今年はうまくでてきるかもしれません。
高校名 | 偏差値 | 想定募集人数 | 本試験欠席数(未定) | 学区 |
佐原 理数 | 63 | 3名 | 全学区 | |
匝瑳 総合 | 58 | 26名 | 5学区 | |
茂原 | 53 | 9名 | 7学区 | |
安房 | 59 | 2名 | 8学区 |
これらの中で、毎年注目している我孫子高校(昨年度:0.99倍)は、今年は、1.19倍となっています。さらに犢橋高校は、(昨年度:099倍)も今年は、1.14倍になっており、両校ともに定員を大きく超えてきています。
また、今年の注目は、工業系の学科は、定員割れが日常的だったのですが、今年は、1倍を超えている学科が3つあります。
高校名 | 偏差値 | 定員 | 志望者数 | 倍率 | 昨年度 |
京葉工業 電子情報 | 48 | 80 | 83 | 1.04 | 0.81 |
千葉工業 情報技術 | 48 | 40 | 48 | 1.20 | 0.88 |
茂原樟陽 電子機械 | 46 | 40 | 47 | 1.18 | 0.70 |
商業高校に情報系の学科がありますが、工業系高校での情報関連に人気が出ているのかもしれません。
商業系学校は、商業科と情報処理がくくり募集にもなっている学校もあり、情報処理を専門に目指したいというところで工業系の情報系という選択肢が生まれているのかもしれません。
商業系は、多くの学校がくくり募集になっており、情報処理(コンピュータ)を専門で勉強したい場合には選択しづらいのかもしれません。なぜ、わざわざくくり募集を始めたのか私には理解しにくいです。
高校系 | 偏差値 | 定員 | 志望者数 | 倍率 | 昨年度 |
千葉商業(くくり募集) | 51 | 320 | 360 | 1.13 | 1.19 |
流山(くくり募集) | 44 | 80 | 77 | 0.96 | 1.01 |
成田西陵 情報処理 | 41 | 40 | 40 | 1.00 | 0.98 |
下総 情報処理 | 40 | 40 | 16 | 0.40 | 0.58 |
銚子商業(くくり募集) | 48 | 200 | 203 | 1.02 | 0.95 |
東総工業 情報技術 | 45 | 40 | 39 | 0.98 | 0.75 |
東金商業(くくり募集) | 47 | 120 | 92 | 0.77 | 0.77 |
一宮商業(くくり募集) | 47 | 160 | 132 | 0.83 | 0.64 |
館山総合(くくり募集) | 46 | 40 | 22 | 0.55 | 0.65 |
君津商業くくり募集) | 47 | 200 | 172 | 0.86 | 0.93 |
2次募集については、昨年度の投稿にも書きましたが、定員割れの学校はほぼ募集をしますので、試験結果に不安がある場合には、現時点で一度、二次募集についても、ご家族で話し合いをしておくのも良いのではないでしょうか。