千葉市幕張MaaS AI運行バスを使ってみた

2月1日〜3月21日まで、千葉市幕張エリアにおいて、千葉市幕張MaaS実証が行われています。
その中でも、海浜幕張駅/検見川浜/幕張エリア周辺で運行されているAI運行バス(無料)を利用してみました。

AI運行バスを利用するには、事前にスマホアプリをダウンロードしておく必要があります。AI運行バスの予約や乗車時のQRコードによる乗車確認などに利用します。アプリ名は、「まくはりMaaS」になり、Android版iPhone版が用意されています。
アプリのID登録時には、Facebook、Google、ドコモなどのIDと連携させることができます。

アプリ起動時の初期画面
予約画面

AI運行バスを予約するには、「予約利用」のアイコンをクリックすると上記の予約画面が表示されます。そして「AI運行バスを予約する」の「目的地を選ぶ」をクリックして、自身が行きたい場所のバスステーションをクリックします。

目的地選択画面
(到着したいバス停のマークをクリック)
目的地のバス停設定完了
(到着バス停が決まったら、目的地の設定するボタンをクリック)
出発地選択画面
(乗りたいバス停のマークをクリック)
出発地のバス停設定完了
(出発バス停が決まったら、目的地の設定するボタンをクリック)
乗車したい日時と人数を選択
(現在は、当日の時間のみ設定可能のようです)
「予約内容の確認」をクリックすると、車両とのマッチングが始まる
予約内容確認
(この時点でバスが何時到着するかが分かります)
予約完了画面
そして、到着前のバス

バスが到着したら、社内に大きなQRコードが貼られているので、←のアプリ画面で、「乗車してQRコードをスキャンする」をクリックして、QRコードを読み込みます。

バスが目的地に到着して、バスを降車すると自動的にアプリの画面がサンクス画面に変わります

ここからは、実際に利用してみたレビューを書いてみたいと思います。

良いところ
・なんといっても、無料

気になるところ
1)何度か予約してみましたが、土曜日の予約の場合は、大体15分〜20分ぐらい待ちになります。運行されているバスは、4号車まで確認できたので、それを循環させていると思われます。
余裕をもって、予約しましょう。
2)マップアプリの運行中データが、いまいち。
下のマップを見てわかるように、まず出発地と到着地を結ぶ先が、直線。(そんな経路はありません)さらに、スマホのGPSデータと車のGPSデータが微妙にずれている。(赤枠で囲ってある部分)
3)予約時に、先に目的地をセットする理由がわからない。Uberなどのアプリでは先に乗車場所を選択してから、目的地を設定するのが一般的のため、この方法が非常に使いづらい。

乗車中のアプリ画面

乗車中にスタッフの方がおり、アンケートへの記入を依頼されるのですが、これが、なぜ紙ベースのアンケートなのかが全くわかりません。せっかくアプリで予約をしているので、利用後にアンケートを依頼すれば良いのになと思います。紙のアンケートを誰かがデータ入力しないといけないし。運営側としては、アンケート回答率を高めるために、乗車中にアンケートを回答してもらうことをお願いしているのでしょうが、それでも、紙は。。。と思います。

アンケートには、1回あたりどれぐらいの金額なら利用するか、月額定額ならどの程度支払えるかなどの項目がありました。海浜幕張エリアは、HELLO CYCLINGのシェア自転車が、がかなり浸透しているため、1回100円程度の金額でないと、雨の日以外は、使わないのではないかと個人的には思います。実際この日は、行きはAIバスでイオンモールまで行ったのですが、帰りは、AIバスを予約してみたら待ち時間が20分もあったので、HELLO CYCLINGのシェア自転車で自宅までは帰ってきました。

また、バスは小型のマイクロバスのため、乗車人数は10名程度ですので、多くの方が利用されるようになるとこのサイズのバスでは乗れないということもありそうですし、コロナ禍の今なら、余計に密を避けたいということもあるかと思います。また、本来であれば、利用者にスポットなどの紹介をして、クーポン利用という形を狙っているのだと思いますが、そのあたりの連携もこれからという感じになるかと思います。
いずれにしても、約1ヶ月半の実証実験ですので、より多くの人が利用して、フィードバックをしていくことが大切だと思います。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA