千葉市幕張MaaS ILY-Aiに乗ってみた

前回の投稿に続き、千葉市幕張MaaSの実証にて利用できるILY-Ai(株式会社アイシン製)に乗ってみました。
この乗り物(?)は、イオン幕張新都心のグランドモールの店内に専用の受付があります。
予約は、前回の投稿にあるようにまくはりMaaSアプリから予約ができます。

アプリの予約画面で「ILY-Aiを予約する」を
クリック
イオンモール幕張新都心が出てきます。
「予約・利用へ」をクリック
「ILY-Aiの予約へ」をクリック
予約確認のポップアップが表示。
「予約する」をクリック
予約完了のポップアップ表示。
「OK」をクリック
予約中のアプリ画面

このILY-Aiは、利用期間が限定(2月4日〜7日と2月11日〜14日)かつ、借り出し場所が一箇所になります。また、貸出台数は、多分3台になりますので、イオンモール幕張新都心に到着してから、予約をすると良いと思います。私が訪れた土曜日の13時過ぎは、既に全ての台数が貸出中でした。空きがないと予約できないということでしたが、たまたまILY-Aiが戻ってくるのが見えたので、すぐに予約することができました。

横から見たところ。
左側が前になります。
右上のオレンジのレバーが前進。
その左の黒いボタンが後進ボタン。
後ろに予約時に表示される解除コードを入力するパネルがあります。

ILY-Aiは、エレベータにも乗せて、グランドモール内であれば、2階、3階にも行くことができます。私は、30分ぐらい利用させて頂きました。その上での感想(スタッフの方にも同じ内容をフィードバックさせて頂きました)

  • スピードは、普通に歩いている人ぐらい。
    速歩きの人には抜かされます。これは、ショッピングモールでの利用のため、スピード制限を設けていると思います。実際、ハンドル中央にある操作パネルにスピードをあげるボタンがありましたが、これはロックされているようでした。
  • 人混みの多い館内では、かなり注意が必要。
    この日は、土曜日の午後ということもあり、幼い子供を連れた家族連れも多く来店されていました。特にグランドモールの2階と3階は、通路が1階より狭いこともあり、歩行者に注意して、乗らないといくら人が歩くスピードといっても注意が必要です。
  • 歩いている人がILY-AIになかなか気づかない。
    スマホ歩きをしている人もいますし、幼い子供に気を取られている親御さんもいる中で、ILY-Aiは、前方部に出っ張りが無いこともあり、この乗り物に気づくタイミングがかなり遅くなります。操作パネルのところに警笛ボタンもあるのですが、ショッピングモール内でこれを鳴らすのはちょっとという感じになるため、それなりに周囲に目を配りながら運転しないと小さい子供にぶつかってしまいます。
  • エレベータに乗せる際に、コツがいる。
    ILY-Aiは、後ろの車輪がハンドルにより操作されます。動いているときは、ハンドルを右に切れば、右に曲がるわけですが、エレベータに乗せる場合には、「ショッピングカートモード」に変更してから、載せます。ただ、この際は手で押しながら、乗せるのですが、後輪が動くので、最初感覚を掴むのが難しいです。また、基本バックで入れておかないと降りる時に時間がかかります。さらに、グランドモールのエレベーターは、3台あるので、中央付近で待ち受けて、上手くショッピンガードモードのILY-Aiを押さないとドアが閉まるまでに載せられません。(多分、ほとんどのお客様は、エレベータを使わないと思いますが)
  • 駐輪方法が分かりづらい。
    実際に買い物をする場合には、ILY-Aiを店舗付近の邪魔にならないスペースに駐車することになります。私は、100均一に用事があったので、グランドモール3階のダイソーに行くことにしました。ILY-Aiを借りる際に、スタッフから駐輪方法の説明を受けていたのですが、いざやるとなるとなかなかです。サイドブレーキをかけ、座席の後ろにあるパネルのリターンボタンを押す。という操作なのですが、ハンドル中央にあるパネルに「駐輪中」のような表示がでないために、ちゃんと駐輪できているか不安になりました。
  • 駐輪スペースは、店舗から見えるところに。
    この日のダイソーは、かなり混んでおり、レジ待ちがあり店内に10分程度いました。駐輪中のILY-Aiは、私から見えない場所に駐輪していました。買い物を終えて、店舗から出てくると、3歳ぐらいの子供が、ILY-Aiを触っていました。子供から見れば何か楽しい乗り物に見えて、触りたくなる気持ちはよく分かります。確実に駐輪できていたので良かったのですが、これが出来ておらず、小さい子供が操作して、万が一の事態。ということもありえます。このありは、ショッピングモールで小さなお子さんがいる場所では注意が必要だと思います。

株式会社アイシンさんのページにも、ラストワンマイルのパーソナルモビリティとして製品の開発がされていることが掲載されていますので、こういう多様なモビリティが増えていき、より良い社会になっていけば素晴らしいことだと思います。それには、やはり製品へのフィードバックが必要ですので、機会のある方は、ぜひ、このタイミングでILY-Aiの体験をしてみてください。

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