千葉県立高校受験における調査書(内申書)の影響度

千葉県公立高校の受験における調査書(内申書)の影響度についてまとめてみました。千葉県公立高校の入学者選抜・評価方法の項目は、以下の3つになります。
1)学力検査、2)調査書、3)学校設定検査(面接や作文など)
各学校により、この3つの配点が異なっています。。傾向としては、偏差値が高い高校ほど、学力検査の割合が多くなります。ただ、偏差値45−50程度の中間高校を狙う人たちにとっては、調査書の割合は重要となります。今回は、この中でも「調査書(内申書)」についてまとめています。受験する高校の配点がどのようになっているかを事前に確認しておくことも合格の一歩となります。以下にいくつかの高校の調査書の扱いについての説明になります。

調査書は、どのようなことが書かれているかは、以前のブログに書いたように試験が終了したら、結果開示をすると確認することができます。↓実際に私の息子の実際の調査書です。ただ、結果開示をしても、この調査書で加点があったかどうかは教えてもらえません。

  • 教科の学習の記録
    いわゆる通知表に記載されている各学科の評価が記載されます。既に新中学3年生になっている方は、1年、2年の成績表を取り出して、点数を確認してみてください。3年生の成績については、各中学校で少し異なるようですが、基本は3年生の前期の結果が記録されるようです。ただ、上記の調査書を見てもわかるように作成日が、1月31日になっているので、3年後期の中間試験の結果が良ければアップされることもあるようです。
    また、各高校によりこの点数にかける係数(K)が記載されています。通常は、K=1ですが、千葉高校や千葉東高校など進学校は、K=0.5のところもあります。
  • 出欠の記録
    各高校ともに、年間30日以上の欠席があると審議対象となると記載があります。それ以下の方は、問題ないと思います。
  • 行動の記録
    全部で10項目があり、○が一つもない場合は、審議対象となります。ただ、千葉北のように○が2つ以下(すなわち○が3つ以上必要)は、審議対象となる高校もありますので、必ず受験を検討する高校の選抜・評価方法は確認いたしましょう。
  • 特別活動の記録、部活動の記録及び特記事項
    ここは、加点項目になっています。加点される点数の上限も10点〜40点と幅があります。こちらも進学校になればなるほど加点点数が低くなります。逆に中間高を目指す場合には、この加点も重要なポイントになるので、必ず加点上限や加点項目は確認しておきましょう。

現時点においてやるべくことは、以下の4つになります。
1)1年と2年の通知表の点数を確認しておく
2)受験を検討する高校の調査表の取り扱いや加点項目、上限点数を調べておく
3)自分の学校活動の中で、加点される要素があるかどうか確認しておく
4)3年生の前期の通知表で可能な限り点数を取るよう勉強する

ちなみに私は、これらのことを昨年の現時点では全く知りませんでした。息子の塾に通い出し、5月末に塾から説明され、そこで知った事実も多く、高校を検討するにあたり重要になります。また、令和4年度の調査書から、補正というのが無くなり、通知表もらう評価点数がそのまま調査書に記載されるように変更になったとのことでした。ですので、既に1年、2年の成績を変えることはできませんが、3年の前期の点数は変えられますし、私立高校の推薦には、この3年上期の成績が非常に重要になります。私立高校の推薦基準については、次回のブログに書きたいと思います。

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