千葉県私立高校(偏差値50未満)の受験対策

千葉県北西部エリアにおける私立高校の受験について考えてみます。昨年(令和4年度)私の息子が受験生だったのですが、3年生上期における通知表(内申)の点数が5教科15点しか無かったために、後から苦労したので、本年度(令和5年)に受験される方に受験対策を情報共有できればと考えています。(県立高校については、前回のブログを参照ください)

偏差値50未満のコースでは、通知表(内申)の点数により、推薦資格が設定されており、その資格を満たさないと中学校も推薦してくれません。また推薦資格を満たせば、面接だけで合格できることもできます。
以下、ポイントになります。

  1. 私立高校受験において、偏差値50未満のコースは、特別進学コースなどを除くと内申点による推薦しか実質ありません。一般試験による募集人数が少ないため、偏差値が50未満では、推薦が必須となります。
  2. 推薦の合格基準は、中3の1学期または2学期(3学期制)、中3の前期または後期試験後の出願時(前期後期制)の評点によります。
  3. 逆にいえば、偏差値50程度の場合には、内申点をしっかり取っておけば、後は面接や作文だけで滑り止め高校を作ることができます。
  4. 県立高校との併願推薦と単願推薦により、必要偏差値の数字が変わります。(併願推薦の方が、必要偏差値が高くなる)
  5. 高校により、加算ポイントが設定されており、この加算ポイントについては、夏以降に実施されるオープンキャンパスや学校説明会に参加して、入試個別面談にて確認をする。(←これ結構大事です)
  6. 私立の後期試験日程も設定は、されているが実質後期試験は狭き門であるため、偏差値50未満では、合格できる可能性が低いため、前期試験で合格を取っておく必要がある。

2022年(令和4年)度における推薦基準の例を見てみましょう。

東京学館浦安高等学校 千葉経済付属高校敬愛学園高校
総合進学コース(個人面接型)普通科進学コース
個人面接、調査書作文、面接、書類審査国・数・英、調査書、推薦書
専願併願ともに5科16または、9科29以上併願一般:5科18以上B推薦(併願)5科18以上
加点2:英検・漢検・数検の準2級以上。
生徒会長または同等のもの
加点なし以下の加点1の項目最大2個まで
加点1:英検・漢検・数検の3級、3カ年皆勤、
生徒会役員、部活動3年間、各種資格など、
その他顕著は活動実績を有するもの
加点1:英検・漢検・数検の3級、
特別活動[生徒会各委員会の長・副、
部活動の長・副
3カ年皆勤、
その他中学3年間で顕著な功績・貢献
が認められたもの
推薦基準

これらを見る限り、中3の内申点をしっかり取るように今から学校の勉強もしっかりやっておく必要があります。

私立高校の推薦基準や加点基準、試験科目などは、各高校により異なるので、ホームページだけで確認するだけではなく、オープンキャンパスや学校説明会に参加をして、個別相談に参加をして、色々質問するのがベターです。オープンキャンパスや学校説明会は、7月後半の夏休みから開始されるので、6月に入ると各高校のホームページで案内が開始されると思います。積極的に参加されることを推薦いたします。

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