令和5年(2023年度）千葉県公立高校入試 倍率（進路志望調査情報）

2023年1月26日に千葉日報に令和5年(2023年度)千葉県公立高校の進路志望調査情報が掲載されました。2023年度の千葉県の公立高校の倍率の目安になると思います。昨年度も本ブログに記載しましたが、本情報は、各中学校において生徒に進路の志望高に対する入学願書を提出させているので、その情報を収集して出されているものだと思います。受験生の男女比率が分かる情報は、ここまでになります。正式の願書提出は、２月８日～２月１０日、志願変更は、２月１５日～１６日となります。
（追記:2023/2/10 19:50 入学願書締め切り時点(2/10正午時点）の倍率最新情報は、こちらです。）

さて、2023年度は、昨年度の最終倍率を考慮して、志望校を選択している受験生もいるかと思います。それらが分かるようにシートに「昨年度最終倍率差」（最終的な倍率との差分）と「昨年度同時期倍率差」（昨年度の進路志望調査との差分）を追加しておきました。今後本番への出願に向けて参考としてください。
(シート内を高校名検索する場合には、ブラウザで。CTL+Fの検索機能をお使いください。）
*2023/2/5追記:ご要望がありましたので、↓の表をPDFファイルにしたものをこちらから参照できます。

これを見ると、
・昨年度との比較では、定員割れを起こした高校が、１倍を超えているような高校
・昨年度倍率が高いので、倍率が下がった高校
というのがあります。
個人的には、一番の驚きは、市立稲毛高校です。いわゆる進学高校ですが、現時点で定員割れしています。
数字が間違っているのかな？と何度も見直したですが、定員割れしています。

高校名	1/26倍率	昨年度最終倍率	昨年度同時期倍率
市立稲毛高校　普通	0.99	1.38	1.50
市立稲毛高校　国際教養	0.78	1.78	1.75

本番の出願は、これからなので、最終倍率が同様になるかは分かりませんが、非常に珍しい状況であることには間違いないかと思います。
また、今年度定員数が削減となった高校のうち、倍率の影響が大きいのは、松戸高校普通科になり、昨年度の最終倍率が1.19に対して、現在は1.62となっています。

高校名	1/26倍率	昨年度最終倍率	昨年度同時期倍率
松戸高校　普通	1.62	1.19	1.25
四街道北高校	1.15	1.04	1.14
市原八幡高校	1.03	1.03	1.11

昨年度の最終倍率と同時期倍率の比較が、0.2以上Upしている高校については、色付け（黄色）をしています。それらを見ると、双方ともに0.2以上Upしている普通科の高校は、以下になります。

高校名	1/26倍率	昨年度最終倍率	昨年度同時期倍率
若松高校	1.50	1.18	1.26
船橋東高校	1.41	1.17	1.03
国分高校	1.78	1.42	1.53
市川昴高校	1.30	1.03	1.03
松戸高校	1.62	1.19	1.25
松戸国際	1.96	1.37	1.69
東葛飾高校	2.43	1.86	2.18
柏の葉高校	2.33	1.35	1.72
流山おおたかの森（普通）	1.53	1.33	1.33
流山おおたかの森（国際）	1.23	1.00	0.83
市立松戸高校	2.00	1.44	1.70

合格ラインギリギリの受験生の方は、受験校を昨年度の倍率推移も参考にしながら、考えられるのも一つとなるかと思います。
実際に、昨年度は、定員割れしていた高校で、現時点で定員超えの倍率になっている高校は、17高あります。特に昨年度は、久しぶりに定員割れとなった千葉商業は、予想通り定員超えになってきています。また、偏差値としては、50以下の学校が多いこともあり、このあたりの偏差値の方々は、今回の倍率情報も重要になってくるのではないかと思います。

高校名	偏差値	1/26倍率	昨年度最終倍率
千葉商業　商業・情報処理科	51	1.13	0.98
薬園台　園芸科	44	1.20	0.70
松戸六実	52	1.19	0.93
松戸馬橋	43	1.07	0.93
清水　食品科学科	40	1.05	0.83
印旛明誠	50	1.26	0.98
成田西陵 情報処理科	41	1.10	0.73
佐倉東　普通科	47	1.09	0.83
佐倉東　服飾デザイン	46	1.00	0.70
佐原白楊	57	1.02	0.91
東総工業 情報技術科	45	1.03	0.85
東総工業 建設科	45	1.08	0.95
匝瑳 普通科	58	1.01	0.87
茂原樟陽 農業科	44	1.28	0.90
木更津東　普通科	47	1.05	0.88
市原緑	42	1.09	0.96
姉崎	43	1.26	0.99